慈恵医大第三病院受診

慈恵医大付属第三病院にて三浦先生に診察していただき検査をした後、当時中耳を担当されていた梅沢祐二先生が主治医となり、「真珠腫性中耳炎」の診断がつきました。
なるべく早く手術加療が必要とのことだったので、その後早い段階で入院し、手術を受けました。
手術名は「鼓室形成術」「乳突洞削開術」「外耳道後壁再建術」だったと思います。
手術は全身麻酔下で行いました。麻酔は静脈から点滴で入れるタイプでした。麻酔前に浣腸をし、導入麻酔薬(錠剤)を服用しました。
術後は麻酔が抜けるまでは体がふらつきました。当日はベッドから離れて歩くことはできませんでした。点滴をいっぱいして、たくさん尿を出し、麻酔を抜くという感じでした。吐気、嘔吐などの副作用はありませんでした。
耳には大きなギプスをつけられて固定されていますが、毎日診察がありそのときに外します。このギプスが取れるまで約1週間かかり、それまでは頭を洗うことができません。術後2~3日で首から下のシャワーは許可されます。
ギプスが取れると看護師さんが頭を洗ってくれます。先生の許可が下りれば耳にカバーをして自分で頭を洗うことができます。
退院までの2週間の間に、定期的に梅沢先生の回診があり、時々三浦先生も様子を見に来てくれました。
この手術の主な目的は病巣の除去で、できれば聴力の改善も行いたいとのことでしたが、予想よりも病巣が大きかったため、聴力の改善まではできなかったと説明を受けました。
真珠腫性中耳炎の手術は段階手術を行い、2回目の手術で聴力の改善を図るというのがポピュラーなやり方だそうです。
私の場合もこのセオリーにのっとったやり方ということで、2年後に再び手術を受けることになりました。

次回は真珠腫性中耳炎・2回目の手術。