真珠腫性中耳炎2回目の手術

再び慈恵医大附属第三病院に入院。
今回は耳小骨の再建をして聴力の改善を図るのが目的。
基本的に1回目の手術と同じですが、ガーゼを抜くときに痛くない点が異なります。
1回目の手術では、ガーゼがへばりついていて剥がすときに結構痛いので、休み休みやらないと取れないのですが、今回はほとんど痛みもなくスルスルと抜けました。

退院後、聴力が改善したという感じはありませんでした。「治ります」と言われていたので、期待していたのですが、残念ながら期待はずれでした。
ただし、改善するまでにかなりの期間を要するようです。徐々に改善していったせいか、改善したという実感はありませんが、検査の結果を見ると改善しているような気がします。術前との比較を見ていないので実際はどうかわかりませんが。

私の場合は、ベースラインが-20~-30dbまで下がっており、特定の周波数では-60dbまで落ち込んでいるところもあります。しかし、-20dbまでは正常範囲らしいので、ベースラインがその付近にあるというのは、改善していることを示しているのかなぁと思います。

しかし、耳小骨が破壊される前に手術を受けていたら、こんなことにはならなかったのではないかと思うと、最初に受診した耳鼻科での無駄な1年半が悔やまれてなりません。
この記事を読んで下さっている皆さんも、「なんかおかしい」と思ったらすぐにセカンドオピニオンを検討してください。

次回は、術後の経過と再発?について書きたいと思います。